水道管の構造計算(シビルソフト開発)がバージョンアップされました。
従来の構造計算のほかに、次のような一体化長さの計算ができるようになりました。
硬質塩化ビニル管・ダクタイル鉄管において、離脱防止金具(水平曲がり・垂直曲がり・垂直2段曲がり・分岐管-片側・分岐管-全方向)の計算
ポリエチレン管・鋼管において、溶接・接着・溶着の継手の計算
ダクタイル鉄管の離脱防止継手の計算
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日本下水道協会より下水道用設計積算要領の次の4冊が2006年版として発行されます。
・管路施設(開削工法)編
・管路施設(推進工法)編
・土木総説編(管路、ポンプ場・処理場)
・設計委託編
この説明会が9月21日の東京会場から全国7都市で行われ、その申し込みとあわせて書籍の申し込みも行えます。なお、これらの下水道用設計積算要領は、9月11日頃からの送付となっていました。
説明会ならびに書籍の申し込みの詳細は、次のURLをご覧ください。
http://www.jswa.jp/02_katsudo/04_training/pdf/doboku_kanro.pdf
東京都下水道局が「東京都下水道局管きょ設計CADデータ標準仕様(案)」を今年5月末に公表しましたが、建通新聞8月18日付けの記事によると、SXF Ver3によるCAD図面の電子納品を11月ごろから試験的に始め、2007年度以降さらに拡大していき、2009年度には本格運用を開始するとありました。
現在、CADベンダー4社が同局仕様のCAD開発に公募しており、今年の10月までに開発する予定となっており、受注者はCADソフトウェアの扱い、SXF形式への理解が必要となりそうだ。また、「新しい技術を取り入れ努力している人の受注機会が増えるのではないか」という都の技術管理課課長のコメントがありました。
詳しくは、次のURLをご覧ください。
http://www.kentsu-it.jp/page20060818_access.html
国土交通省が2005年度末の下水道普及率をまとめて公表した。
全国平均は、69.3%だが、平均普及率に満たなかった県は、35県となっている。
下水道普及率 | |
北海道 | 87.3% |
青森県 | 48.7% |
岩手県 | 46.2% |
宮城県 | 73.1% |
秋田県 | 51.0% |
山形県 | 64.4% |
福島県 | 42.6% |
茨城県 | 50.5% |
栃木県 | 55.2% |
群馬県 | 43.7% |
埼玉県 | 72.8% |
千葉県 | 63.7% |
東京都 | 98.4% |
神奈川県 | 94.5% |
新潟県 | 58.4% |
富山県 | 71.9% |
石川県 | 70.7% |
福井県 | 62.9% |
山梨県 | 53.1% |
長野県 | 72.1% |
岐阜県 | 62.4% |
静岡県 | 51.4% |
愛知県 | 64.1% |
三重県 | 37.5% |
滋賀県 | 80.3% |
京都府 | 87.0% |
大阪府 | 89.0% |
兵庫県 | 89.1% |
奈良県 | 68.2% |
和歌山県 | 14.3% |
鳥取県 | 56.1% |
島根県 | 34.1% |
岡山県 | 50.1% |
広島県 | 64.2% |
山口県 | 53.3% |
徳島県 | 11.5% |
香川県 | 36.6% |
愛媛県 | 42.2% |
高知県 | 28.2% |
福岡県 | 70.2% |
佐賀県 | 39.1% |
長崎県 | 52.8% |
熊本県 | 55.1% |
大分県 | 40.1% |
宮崎県 | 46.7% |
鹿児島県 | 36.6% |
沖縄県 | 62.1% |
全国計 | 69.3% |
日本下水道協会より「下水道施設の耐震対策指針と解説-2006年版-」(会員9,500円 非会員11,000円)及び「下水道施設の地震対策マニュアル-2006年版別冊-緊急対応マニュアル(含む)」(会員8,000円 非会員10,000円)の発刊と同説明会の開催についての案内がありました。
図書は説明会の会場では販売しないとのことで事前の購入となります。なお、図書の送付時期は、9月4日頃からとなっていましたので、説明会の申し込みと併せて早めに対応していただいた方が良いと思います。
詳しくは次のURL(PDF)をご覧ください。
http://www.jswa.jp/02_katsudo/04_training/pdf/taishin.pdf
国土交通省は、2006年度に創設した下水道の地震対策緊急整備事業に「神戸市下水道地震対策緊急整備計画」を第一号の認定としたということです。
同じく、総合浸水対策緊急事業には「福井市月見みのり地区下水道総合浸水対策緊急計画」を認定しました。
「建設業界のための3次元情報」(山海堂)という土木施工の別冊が発行されました。
この本は、「建設CALS標準化研究会」の特別セミナー第三弾「建設CALS標準化の行方-3次元情報を中心として-」の内容に加筆修正を加えたもので、現在の先端的情報を盛り込んだ一冊となっています。
目次構成は、
第1編 建設CALS/EC標準化の活動
第2編 3次元データモデルへの取り組み
第3編 JHDMの最新動向
第4編 パネルディスカッション
この第4編のパネルディスカッションでは、わたしが話題提供を行い、パネリストのトーマス・フローズ準教授、矢吹信喜助教授、本郷廷悦氏、佐藤郁氏と、さらに会場からも参加があり活発なディスカッションが行われましたが、その際の内容も記述されています。
「RCE」という資格があります。CALS/ECエキスパートという資格の略称ですが、わたしは初年度の試験で運よく合格しました。そして「RCI(CALS/ECインストラクター)」という別の資格もあり、つい先日、今年度の試験が行われましたが、その試験問題が次のURLにおいてて公開されています。
管きょ更生工法協会の13協会が特別会員となり、材料メーカーや施工など82社の正会員と東京都下水道サービス、日本建設機械商事の2社が賛助会員として参加する「日本管路更生工法品質確保協会」が発足した。
建設通信新聞によると、更生工法は、ライナー方式や自立管形式など多くの工法があり、また、共通の積算方式などがなく品質確保も課題となっていたが、協会として、今後は、製造から設計、施工、検査・評価、維持管理まで含めて調査・研究する体制をしき、わかりやすい工法選定マニュアルを作成するほか、複合管の設計手法調査、積算基準の適正化研究、施工前後の検査技術と性能確認、追跡調査の研究、資格試験、技術認定などを実施するとなっている。