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2006年05月

CADデータ交換SXFとCAD製図基準

3.フィーチャ

 フィーチャとは、SXF仕様で規定する図面データ表現を構成する要素のことをいい、大別して次の3種類になります。
・図面構造(用紙サイズ・レイヤ等の基本的な情報)
・幾何/表記要素(図形データ全般)
・構造化要素(作図部品・寸法線など、複数の幾何/表記要素で構成された図形)

それぞれのフィーチャについては、表にSXF仕様で規定されているフィーチャの一覧として示しますが、このなかで、L1・L2はレベル1レベル2を意味し、○が付されたものは、そのフィーチャが対応可能であり、数値が記載されたものは、その数値を上限として対応が可能なことを意味します。また、∞のマークは扱える上限の値が無制限となります。

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CADデータ交換SXFとCAD製図基準

2.SXF仕様

 SXF仕様は図面上に表記された要素(線分、円、文字、寸法線など)のデータの保持の方法について定めたものです。図形データ表現では、描かれているレイヤ・色・線種・座標という情報を持っています。SXF仕様はこのような情報の論理的な持ち方(フィーチャ仕様)と物理的な持ち方(ファイル仕様)について定めた仕様です。
また,SXF仕様では表のように,データの交換のレベルを低レベル(レベル1)から高レベル(レベル4)までの4つのレベルに分けており、二次元CADデータを表現するためのレベル1・2と、現在も国交省・JACICにおいて検討が行われている、CADデータの高度利用を可能にするレベル3・4とがあります。

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CADデータ交換SXFとCAD製図基準

 図面データを納品する際に守らなければならない二つのルールがあります、データの保存に関する交換標準SXFと表記標準化であるCAD製図基準です。
これらについて簡単に解説いたします。

1.CADデータ交換標準SXF
CADによって作図された図面を誰もが閲覧できるような形式で保存することができるように定められたのが、SXF仕様です。SXF仕様はCADソフトウェア同士のデータ交換のための仕様であり、特定のCADソフトウェアを意識して開発された仕様ではありません。
従って、さまざまなCADソフトウェアが独自に保持している情報とSXFで保持ができる情報とが一致しているとは限らないのです。
図のように一本の線を例にみると、CADによってはベクトルで表現するものもありますが、SXF仕様では二点間の座標で保持しています。しかし、このような保持の仕方であってもデータ交換のうえではまったく問題ありません。

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東京都下水道局管きょ設計CADデータ標準仕様(案)

東京都下水道局管きょ設計CADデータ標準仕様(案)が公開されました。

東京都下水道局では管きょの維持管理のための施工完了図書を「下水道台帳情報システム」において整備していましたが、このシステムのデータを利用して、これからの設計や工事の際の図面に利用するデータリサイクル行うということで、SXFのVer.3.0(属性付加)を利用した仕組みとしてデータ交換の標準仕様となっているようです。

仕様書は、
1.管きょ設計CAD製図基準
2.データ交換標準仕様定義
3.図面の簡素化
から構成されており、まずは、CADソフトの開発ということで、開発ベンダーを対象に申込書と覚書により公開されるようです。

なお、管きょ設計CADデータ電子納品関係標準類として次のようなものが挙げられ、これらの理解が前提とされていますが、シビルソフト開発が最も得意とする分野になっています。

(1)土木工事標準仕様書(東京都下水道局 平成18年4月)
(2)設計委託標準仕様書(管路用)(東京都下水道局 平成18年4月)
(3)東京都下水道設計標準(東京都下水道局 平成16年10月)
(4)管きょ設計の手引き(東京都下水道局 平成9年2月)
(5)再構築設計マニュアル(管路編)(東京都下水道局 平成7年12月)
(6)管きょ再構築設計の手引き(平成17年4月)
(7)管路内面被覆工法(反転、形成工法)設計の手引き(平成18年4月)
(8)再構築工事/改良工事 しゅん工図作成解説書(平成9年9月1日)
(9)JIS A 0101:2003:土木製図通則(日本規格協会)
(10)土木製図基準 平成15年小改訂版(土木学会)
(11)CAD製図基準(案)(平成16年6月版 国交省)
(12)国交省の「電子納品に関する要領・基準」
(13)東京都下水道局管きょ設計CADデータ標準仕様(案)

「東京都下水道局管きょ設計CADデータ標準仕様(案)」による電子納品は、平成18年下半期からとなっています。
詳細は、次のURLをご覧下さい。
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0270.htm

下水道用台付鉄筋コンクリート管(A-9)

日本下水道協会規格(JSWAS)である「下水道用台付鉄筋コンクリート管(A-9)」が発行されました。
先月の「下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(A-11)(CD-ROM付)」に続いて今年度二冊目の規格書発行となります。

電子納品の要領と基準

4.自治体の電子納品要領と基準

 電子納品要領・基準類を公開している県および市について簡単にふれてみます。
岐阜県
 アンケート結果において、電子納品を全案件で実施済みと回答した岐阜県の場合は、国土交通省の要領・基準類に準拠し、運用を円滑に進めるため、独自の「岐阜県電子納品要領」と「岐阜県電子納品運用ガイドライン」を作成しています。岐阜県建設CALS/ECのホームページ(http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11690/calsec/main.html)の中の「岐阜県の電子納品に関する基準や様式のダウンロード一覧表」からみることができます。なお、平成18年4月に改訂された基準類がアップされています。
 国土交通省の基準類と違う点としてCAD製図基準の場合を例にみると、CADデータのフォーマットにおいて国交省版ではSXF(P21)と規定されていますが、岐阜県ではSXF(SFC)を原則とするとなっています。また、線種についても、国交省版では、ひとつのレイヤには一つの線種が基本となっていますが、岐阜県では同一レイヤへの複数の線種の使用が許可されているなど独自性があります。

広島市
広島市の公共事業の情報化と技術管理のホームページ(http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1143784942305/index.html
では、電子納品の試行について(平成18年度の取組内容)、広島市電子納品の手引(平成18年度改訂版)、広島市電子納品試行実施要領(平成18年度改訂版)などみることができます。

 下水道管きょのCAD製図基準においては、わたしも参加している土木学会の電子化基準策定小委員会(http://www.jsce.or.jp/committee/cceips/s11ekijun/menu2.html)においてまとめられた基準を採用していこうという動きもあるようです。

電子納品の要領と基準

3.電子納品に関する手引き

 電子納品の実施にあたって、受発注者間の協議事項や指示事項などについては、「電子納品運用ガイドライン(案)などに記載されていますが、実際には、それぞれの個別の判断に差が生じることが考えられます。
 このため、電子納品を円滑に進めるための指針として、「電子納品に関する手引き(案)」が作成されています。
 この手引き(案)は、国土交通省の各地方整備局のホームページから入手することができますが、業務の中には地域の特性を踏まえる必要があることなどから各地方整備局の独自な記載内容を妨げるものではないとされていますので、読者の関係する地方整備局からダウンロードすることをお勧めします。

電子納品に関する手引きの次のような構成になっています。

電子納品に関する手引き(案)[工事編]
別紙1 着手時協議チェックシート
別紙2 検査前協議チェックシート
別紙3 納品時チェックシート
別紙4 検査対象書類一覧表

電子納品に関する手引き(案)[業務編]
別紙1 着手時協議チェックシート
別紙2 検査前協議チェックシート
別紙3 納品時チェックシート

電子納品の要領と基準

2.電子納品要領と基準

 電子納品を適切におこなうためには、守らなければならない要領や基準があります。国はもちろんのこと県や政令指定都市を含む多くの自治体において、これらが策定されていますが、ここでは、最も標準的であり多くの発注機関が参考としている国土交通省の電子納品要領と基準をみてみます。

 国土交通省の要領や基準類は、国土技術政策総合研究所(通称、国総研)のホームページの中の「各種基準類の情報」というページ(http://www.nilim-ed.jp/)に掲載されていますので、ここから自由にダウンロードすることができます。

これらの基準類などを業務別、成果の分類別にまとめたものが次の表になります。なお、国土交通省では、港湾事業、官庁営繕事業における要領・基準類も整備されていますが、ここでは割愛します。

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各種の電子納品要領と基準をライフサイクルに応じたかたちで当てはめたものが次の図になります。
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 さらに、これらをCAD図面の電子納品に焦点をあてると次のような基準類に従えば良いとわかります。
1.土木設計業務等の電子納品要領(案)[平成16年6月]
2.電子納品運用ガイドライン(案)[平成17年8月]
3.CAD製図基準(案)[平成16年6月]
4.CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)[平成17年8月]

そして、忘れてはならないのが、同じホームページ上にある、「Q&A」です。各種の電子納品要領(案)、基準(案)およびガイドラインにも書かれていない事柄がここで規定されている場合もありますので充分な注意が必要となります。

JACICの小委員会

 今週は、(財)日本建設情報総合センター(JACIC)の二つの小委員会に出席した。
ひとつは、電子地図/建設情報連携小委員会に土木学会の電子化基準策定小委員会の副小委員長の立場として、もうひとつは、CADデータ交換標準小委員会にOCF(オープンCADフォーマット評議会)の副代表理事の立場としてだった。

一企業や個人の立場ではないため、委員会での発言も難しい、特にこれらの小委員会は同日の午前と午後に行われたため、なおさら混同しないように慎重を期したが、図らずも行き過ぎた言動をしてしまったかもしれないと今は反省している。

小委員会での内容は、まだ言うことができないが、これからの活動計画は基本的に3月に公表された、アクションプログラム2005に対応するものとなっているので、皆で注視していきましょう。

なお、今までの小委員会の概要は次のURLをご覧下さい。

電子地図/建設情報連携小委員会
http://www.jacic.or.jp/hyojun/map-2.htm

CADデータ交換標準小委員会
http://www.jacic.or.jp/hyojun/cad-2.htm

下水道新技術セミナー

「第38回下水道新技術セミナー」が下水道新技術推進機構主催で東京、大阪の二箇所で開催されます。
基調講演として、国土交通省、東京都下水道局(東京会場)、京都市上下水道局(大阪会場)が予定されており、発表は、SPIRIT21合流改善技術を共同研究した技術テーマを中心に行われます。

期日は、東京会場が6月6日、大阪会場が6月13日となっており、セミナーの詳細ならびに申し込みについては次のURLをご覧下さい。

http://www.jiwet.jp/school/school-02_038.htm

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